“ヒヤッ”

頭に冷たいモノが当たった

「つめた!、、」

目を開けると

「桜庭先生っ。」

「、、大丈夫か?」

先生の顔
先生の声
先生の香り

胸が高鳴るのがわかる。

「はい。なんで、先生いるんですか??」

「うちのクラスの生徒も体調崩しててな、保健室に顔出したら米山先生(保健室の先生)に和田の様子見にいくように頼まれてな。」

「そうなんですか、」

「これ。米山先生から」
そういって冷たいスポーツドリンクをくれた。

「有難う御座います。」
「うん。」

「先生?」
「ん?」
「うれしい。」

先生と話せてることが嬉しくて

いろんな気持ちも含めて
目を見て言った

「はは。大袈裟だよ」

先生はそう言って、はにかんだ。

“ドキッ”

自分が避けてたくせに
久し振りの先生の笑顔に嬉しくなる。