「すみません。教科担任でもないのに、こんなこと聞いてもらって。。」
「え?」
「ありがとうございます」


「寂しい事言いますね。」
「え?」
「和田さんの話を聞きたいと思ったから聞いたんです。
話を聞くのに立場とか関係ないです。」

先生は真っ直ぐな目で私を見ていた。

「でも先生、女子達の相手で大変でしょ?」
「あれは、茶化されてるだけです」
「みんな好きなんですよ。ふふっ」
「みんな?笑」
「はいっ!」
「和田は?」

「、、はい?」
「俺のこと好き?」

「、好きですよ。」
「、、、、、」

あれ、、サラッと私何言ってんだ。。。
話してた内容が恥ずかしくなり目をそらした。

「なんか変なの、、笑」
「そういう事は、簡単に言ったら駄目だよ」
「だって!先生が聞くから。。笑」
「そうだね」
「そうですよ。」
「ごめんごめん」

「深い意味はなくても、男は勘違いするからね。」
「はい、気を付けます。」

、、、
気まずい。。

「わたし帰ります。」
「そうだね、もう遅いから」
「はい」
「気を付けて」
「はい!さようならっ」
「また明日」

駅まで走った。

胸がバクバクしてる

走ったせいだ。。走ったせい!、、