少し混乱した頭を休めるため
机に顔を伏せた。

〜〜
“コンコンッ”
机の横の窓を、誰かが叩いた。

頭をあげると。。

「桜庭せんせい」

先生が廊下から、のぞいていた。

「寝てました?」
「いえ、少し考え事です。」
「相手、しましょうか?」
「え?」
「あと一人ですよね?」

そういって、
面接スタンプカードを指差した。

「あぁ、はい。」
「どうかしました?」
「ううん。なんでもない。」
「別の先生がいいですか?」
「いえ、そんな事ないです!」
「第1志望決まってましたよね?」
「ただ、少し悩んでて。」
「うん、」
「大学どこ行きたいのかわからなくなって、、」
「うん」

それから、私は大学オファーの話、夢の話
今悩んでる事を、全て桜庭先生に話した。
話すのが得意でない私の話を
ゆっくり、じっくり
先生は頷きながら真剣に聞いてくれた。