「んじゃいくか!」
「おうよ!」
バックにたくさんの手作りミニチョコパイを入れていろんな家を回った。
「はぁ。あとはここか。」
見上げた先には、大きいマンション。
晴太のいるマンションだ。
「たしか、晴太の隣に住んでるのが華だったよね?」
「うん。華にもあげる!」
晴太の家は留守だったから、隣に住んでる華ちゃんにマンションの鍵を解除してもらった。
「あっ。手紙忘れた!」
「えっ!歩美!まじかっ」
晴太に渡すためのラブレターを家に置いてきてしまった。
「仕方ないね。」
「華ー!マイネーム貸してっ!」
「ん、いいよー!」
「ありがとうっ!」
私はミニチョコパイの入った袋に
「ホンメイ あゆみ」
と書いた。