6年生の冬。
私は晴太に告白することにしました。
書いただけのラブレターもあったりして、すごく悩んだ時でした。
「バレンタインだねー!誰に渡す?」
「私は同じ1丁目の男子と女子に配るかなー」
「歩美はいっつも男子にあげるよね」
「まあ、お返しが豪華だし?笑笑」
「あー!それわかるw」
まさか、晴太に渡しても不自然じゃないようにとか、言えない。
「よし。じゃあ、今日の3時にあの交差点で待ち合わせね。」
「おけー!」
胸に秘めた想いを心の奥に今はしまっとく。