捜査に行った刑事の中の1人が私に1つの質問をしてきた。

「あの、あなた様のこと…なんとお呼びすれば良いのでしょうか?」

「あ…まっ適当に呼んどいて。」

その刑事は困ったような顔で応答した。

「はっ……はい…かしこまりました。」

そんな話をしていたら、早速事件の原因となる物などが発見された。

「スマホ……。電源が落とされてる。すみません、この人が亡くなったのって何時頃ですか?」

「午後11時から午後12時のあいだ頃と見ています。」

「午後……か…それもそうか、学校の屋上だもんな〜。午前にしたら、生徒の目撃情報が多いはずだし。」

刑事さんたちが、この学園の生徒に聞き込みをしたところ、全くと言っていいほど情報がなかった。

捜査していると、警部が私の所へと寄って来ると私にこう言った。

「お前さんの両親殺されたみたいだな…。大丈夫なのか?」

「う…うん。今のところは…。」

私が殺させたなんて言えない。
いつも優しくしてくれるおじさんには絶対言えない。