「はぁ……はぁ……はぁ……。」

ある日私は、いけない事をさせてしまった。

警察に捕まるようなこと……。

しちゃいけないこと……。

そんなことを、私は犯させた。

私は……どうやってこの先、生きていけばいいの?

どうして私は、あんなことを犯してしまったの?

その時の私は、物事が考えれるような精神状態でなかったのか、自分の犯した罪を理解することが出来なくなっていた。

「あっ……やっと…やっとだ…自由に…自由に…なれる!アッハッハッハッハッ!!!」

私は、これをおきに全てが変わってしまった。

性格や態度さえも全て……。

友達とも連絡せず、学校にすら行かなくなっていた。

学校に通わなくなってから3ヶ月くらいが経とうとした時だった。

プルルルル……プルルルル……。

「ん……電…話…。電話なんか……出たくない。」

私は、そのまま電話にでずスマホを手に取ることすらしなかった。

でもその電話は、何度も何度も繰り返しかかってきた。

「なんだよ…。鬱陶しい(うっとうしい)……。」

私は仕方なく、スマホを手に取り名前を確認すると、事件を起きてしまうまでずっと親友だった菜織(なお)だった。

「……はぁぁ……なんなんだ…今更……。」

「はい……もしもし…。」

「あっ!もしもし、やっと出てくれたよー!愛月咲(あずさ)、いつ学校に来るの?私寂しいよー。ね?だから学校来てよ。」

「行くわけないじゃん……。」

私は、相手に聞こえないくらい小声で言っ
た。

なのに……。

「全部聞こえてるよ。来なきゃダメ!絶対、ぜっっったい来てね!!!」

「行く時があったら行くよ…。」

私は適当に返事をし、電話を切ろうとすると……。

「あっ!まだ切らないで、ここからが本題…大事な話があるから。」

いつになく真剣な声のトーンで私に告げてきた。

「なに……。」

私は面倒くさそうに応えた。

「あのね…。実は、学校で殺人事件があって…。それで愛月咲最近ずっと学校休んでるじゃない?だから…………愛月咲がやったんじゃないかってみんなが……。」

菜織は、悲しそうに学校であった出来事を全て話してくれた。

私は、違うとも言わず何も応えようとはしなかった。

その事件、私がやったんじゃないのに。

「愛月咲?……。」

「明日…学校行くよ…。でもその1日だけだから……。」

「えっ!ホント!1日だけでも嬉しいよーーー!」

菜織は嬉しそうに応えた。
さっきまであんなに悲しそうだったのに。

次の日…。

私は、7時00分に英知(えいち)学園へと向かった。

英知学園は、世界中の言葉を学べるところ、ALTの先生は日本語が話せる方も英語しか話さない。

英知学園の偏差値は…約75くらいだろう。

私は、夢を叶えるためにこの学園に入った。

でも、もう夢を叶えることは出来ないだろう。

学校に着いた瞬間。

「おい!殺人犯が来たぞー!」

「ちっ。めんどくさいな……。」

私は、全て無視し真っ先に殺人現場に向かった。