一途な彼にとろとろに愛育されてます




「あっ田丸さん出てきた!じゃあね!」

『おい!?』



檜山と電話をしているのを知られるわけにもいかない、と私は慌てて電話を切ってスマートフォンを鞄にしまう。

やっぱり檜山怒ってたなぁ……これは同居のことは絶対バレないようにしなくちゃ。



「おーい、長嶺〜」



決意を固めていると、リビングのドアが開けられ田丸さんが顔をのぞかせた。

吐いたからか先ほどよりは顔色はいいけれど、げっそりとした様子でこちらへと来た。



「大丈夫ですか?水飲みます?」

「のむ……」



田丸さんをソファに座らせると、私はキッチンへ向かってグラスに水を入れ戻った。



「はい、どうぞ……」



座る田丸さんへグラスを差し出す、けれど田丸さんはなにを思ったのかグラスではなく私の腕を掴んだ。



「へ?わっ」



そして引っ張られるがまま、私の体はソファに押し倒される。

手から離れたグラスがガチャンと音を立てて床に落ちた。