一途な彼にとろとろに愛育されてます




会社の先輩を家に泊めるなんて、檜山にバレたら絶対怒られる。

万が一檜山と同居していることまでバレたら……この生活もなくなってしまうかもしれない。

それだけは絶対阻止したい。

断固譲らない私に、田丸さんも譲らない。



「大丈夫、大丈夫。長嶺相手に手出しなんてしないって。それとも明日も仕事の先輩に野宿しろって?」

「で、でも……」

「お前なぁ、先輩をもっと敬う気持ちを持たないとこの先……うっ」



するとそれまで普通に話していた彼は、突然私の横で口元を押さえて黙る。



「田丸さん?どうかしました?」

「気持ち悪……吐く……」

「ええ!?」



吐くって!?今!?

「ちょっと待ってください!」と我慢してもらうけれど、どうしていいかもわからない。



結局、真っ青な顔で今にも吐きそうな人をそのまま放置できるわけもなく……。

仕方なく私は、檜山と暮らす家に田丸さんを連れて帰宅したのだった。