一途な彼にとろとろに愛育されてます




それから2日後の夜。

今日は急な欠員で、深夜までの勤務になってしまった私は、0時近くになってもまだフロントに立っていた。



「長嶺さん、今日はもうあがっていいよ。ごめんね、終電間に合う?」

「はい、大丈夫です。じゃあお先に失礼しますね」



夜勤担当の先輩にそうお辞儀をすると、私はすぐさま着替え、駅へと向かって走った。



終電ギリギリ。間に合ってよかった……!

なんとか電車に乗り込み、自宅最寄の板橋駅に着いた。



明日には檜山が帰ってくる、ということで浮かれてしまいそうな足取りをおさえて、私は改札を出る。



「あれ?長嶺じゃん」



すると、そこでちょうど名前を呼ばれて足を止めた。

振り向くと、そこには数名の男性とともにいる田丸さんの姿がある。



田丸さんは連れていた男性たちに手を振り別れるとフラフラとした足取りでこちらへ近づいてきた。