一途な彼にとろとろに愛育されてます




翌日、出勤してきた私は制服に着替え終え、従業員用通路をひとり歩いていた。



今日は中番だけど、金曜日だし予約多いし残業になりそうな予感。

今日も沢山働いておいしいビール飲むぞ。それだけを目標に、「よし」と気合いを入れた。



すると、廊下の端からは女性たちがはしゃぐ声が聞こえる。

なんだろう、と目を向けると、そこには檜山と彼を囲む女性社員が3名ほどという光景。



「ねぇねぇ、檜山くんって彼女とかいるの?ていうか、好みのタイプは?」

「いろいろ話したいし、せっかくだし今日一緒にランチしようよ。ね」

「あ、ずるーい。私も〜」



巻き髪をふわふわとさせた女性たちは、事務員なのだろう。

私たちのようなかっちりとした制服ではなく、胸元のあいたシャツやひらひらとしたフレアスカートという格好だ。