一途な彼にとろとろに愛育されてます




いや、確かに普段から一緒に住んではいるけれど、同じ部屋に泊まるのはまた違うというか……!



ドキドキしながら連れられて来たのは、上層階にある一室。

ドアを開け中を見れば、広々とした室内はリビングルームとベッドルームに分かれており、内装からスイートルームだと察した。



大きな窓から街の明かりが見えるリビングにはテーブルやソファ、大型テレビなどが備わっている。

ベッドルームを覗くと、キングサイズの大きなベッドがどんと構えている。私が普段使っているベッドの何倍だろう。



「ひ、檜山……大丈夫なの、こんな高そうな部屋」

「気にすんな。それよりお前はこっち」



すっかり腰が引けてしまった。すると檜山は私の肩を掴んで近くの部屋へと押し込んだ。

そこは鏡や洗面所があるドレッサールームで、その奥にはバスルームがある。



「その酒臭い体どうにかしてこい。ドレスはクリーニング頼んでおいてやるから、脱いだら浴室前に置いとけよ」



それだけを言うと、檜山はドアを閉める。

もうすでにワインは乾いてしまったけれど、確かにお酒臭いかもしれない。

言われた通りお風呂に入ろう、と湯船にお湯を溜め、ドレスを脱いでお湯に浸かった。