「あ、そうだ。日曜日、寝坊すんなよ」
図書館の出口の前でこっちに向かって話す良平
「ね、寝坊なんかしないよ…!」
「ふーん、じゃあな」
「うん、ばいばい」
日曜日……か
私……もしかしたら今の方が幸せかも…です
間違ってなんかない
ちゃんと良平が好きなんだもん
「大丈夫…大丈夫…」
両手を胸に当て、自分に言い聞かす
好きでいるだけ
きっとこの想いは届けられない
好きでいるだけ
きっと永遠に片想い
でも大丈夫
きっと私……
何があっても良平のことはずっと好き
ガラッ…!
「忘れものー」
突然勢いよく開かれたドアから小林くんが現れ…
私は驚きで言葉も出なかった
「あぶなかった…これなかったら電車乗れなかったし」
「………」
「ん?なに?」
平然とした表情の小林くん
イケメンだけあって、走ったせいか乱れた髪型も爽やかで似合う
……っじゃない!
さっき…
"俺と付き合ってよ"
…なんて言われた手前、なんとなく緊張してしまう
しかし、何事もなかったような様子の小林くんに私はまだまだ言葉が出せないでいた
「あ、そろそろ帰る時間じゃない?もう閉めて一緒に帰ろうよ」
「………」
………せっかく鎮静した頭が
また沸騰しそうです。
「…まだ帰りませんので、お先にどうぞ」
てか、かっき急に出ていったのは帰ろうとしてたの…?
謎なんですけど…
キーンコーンカーンコン…
「ほら最終下校のチャイム。早くしないと先生にここ閉められるよ」
「……」
タイミング悪すぎでしょ…
最悪だ…ー

