「あのね彩月、最初に言うつもりだったんだけど、山下先輩と付き合うことになったんだ」
「え?!ほんと?良かったじゃん!」
いやぁ!さすが桜子…
さらっと言うよねー…
まぁ桜子のことだから、こうなることくらい分かってたけど
山下先輩というのは桜子が好きな先輩で、前にプレゼント選びに付き合った
私から見ても先輩は脈アリなのが分かってたけど
親友の幸せな報告は嬉しいな
「ありがとう。でね、今週の日曜日に水族館に行くんだけど、チケットが……はい。」
「ん?」
「水族館のチケット2枚。どうぞ」
「どうぞ。って…どうしたのこれ」
「水族館の館長が先輩の親戚らしくってチケット余分に貰ったんだって」
「へぇ…2枚…って」
「一緒に行こ?良平くん誘って」
桜子は満面の笑みでそう言った
「うそ!?」
「嘘じゃないよ」
「こ、こんな都合よく…」
「ごめんね、最初に言うつもりだったの」
……桜子様
あなたは無敵です
敵いません
「来たね、タイミング!」
そう言うと桜子はウィンクをとばした
私は…最初から…
仕掛けられていたのでしょうか…?

