「なぁ彩月」
「ん?」
今は駅のホーム
相変わらず人で溢れかえる中
電車が来るまでの数分、、
良平との距離に相変わらず緊張する私
もちろん私に緊張すら1ミリも感じない良平は淡々と私に話しかける
「委員会決めた?」
「あぁ決めたよ。良平は?」
「俺も決めた。何の委員会?」
「私は…」
図書委員会…とは
すっと言えない、、
なぜなら
良平が小学生の時から本が好きで、ずっと図書室に通ってるから…
中学生の時も放課後は必ずと言っていいほど図書館に通ってた
長居はしないけど、良平が図書館通いな事くらい知ってるんだ
高校生になったら図書委員会に入って、少しでも良平との距離を……
………なんて
私って…ストーカー?
いやいや!
何をおっしゃいます!
至って健全!
恋する乙女でございます!
ただ私が図書館委員だと知ったら良平はどんな反応するのかな…
「りょ、良平は?何に決めたの?」
「…なんで言わねんだよ…」
「え?いや私は…」
「私は?」
「…図書委員会」
どんな反応…するかな
ちょっと怖いな
私が図書委員って知ったら図書館に来なくなっちゃう?
「ふーん、そっか」
「……うん」
あー
そうだ…
だいたい興味ないよねー
気にし過ぎなんだよね、、私ばっかり
分かってるはずなのに
毎回こうして自滅する
私ばっかり
いや私だけ
良平が気になる
ただの幼なじみ
「俺は風紀委員」
「そうなんだ。風紀委員って賢いイメージあるから良平にピッタリだね」
「なんだそれ」
「ははっ…」
私は幼なじみ
私の好きな人は
幼なじみなんです

