私の好きな人




「お前さぁ…ほんと分かりやすい」


「っ!」



声の主は良平


挙動不審に腕時計で時間を確認する私


時間なんて気にしてなかったよ、、




7:20


いつも良平が通る時間だった



「朝からため息なんか吐くなよな、ったく」

「いや、、その…ごめん」

「…なんかあった?」



そう優しく問いかける良平に


また私の心臓は静かに跳ねる



「いや何もないよ///」

「なんだよ、…あぁ月曜日が嫌々なお子ちゃまってことか」

「お、お子ちゃまって、、そんなんじゃないし」

「いーから急げよ。行くぞ」

「え?」

「なに」



行くぞ?


……一緒に?



何回も一緒に登校してるのに


そんな珍しいことじゃないのに


下がりきってた私のテンションの回復は秒殺だった




「行く行く!!ちょー行く!」

「ちょー行くってなんだよ」



そう言って少し呆れたように笑う良平



それを見てまた



好きだと感じる



たまたま通ったら、分かりやすくテンションの低い私が出てきて


優しい良平は声を掛けずにはいられなかったんだと思う




それでもいい



私って運がいいなぁ



今日も良平と登校できる



こんな些細なことで




私は幸せ




ほんと重症だ