桜の記憶について情報が入ってから2ヶ月。
遂に桜の記憶が分かるときが来た。

『桜、お前の記憶が見つかった』

桜「私の?」

朝陽「桜の本当の名前は、相川結衣、相川コーポレーションのご令嬢で、礼都学園、特進Aクラス、高校生にして
アメリカの大学をたった2ヶ月で飛び級卒業、その後、
アメリカで科学者となり研究をしていた‼️でもある日、
大切な彼氏が事故に遭いこの世を去った、そのせいで
行方不明、高熱で道で倒れていた所を零音に救われて、
俺たちと出会った、これが失った記憶」

結衣「陽・・斗・・」

『結衣、陽斗って、川崎陽斗か?』

結衣「陽斗は私の彼氏だった・・」

美希「記憶が戻りつつある」

結衣「どうして、忘れてたんだろ・・・」

『結衣、相川へ帰るか?』

結衣「帰りたくない・・、あそこは嫌だ・・・」

星羅「どうして?」

結衣「あそこは、地獄よ、私なんて家族だとは思ってない、
私は、父の連れ子、お父さんと兄弟からは大切にされてる、
でも、今の母は、父の再婚相手、私の事が嫌いで、
父や兄弟が居ないときは、殴ったり、蹴ったり、暴言吐いたり、地獄よ・・」

『結衣、もう少しここにいろ、俺達でどうにしてやる』

結衣「でも・・」

『俺達を嘗めるな、必ず結衣を解放してやる』

結衣「ありがとう、皆」

『結衣、今日は気が動転してるだろうから、星羅の家に泊まりに行ってこい』

星羅「結衣、大丈夫、二人で話したいこともあるから、
零音についても教えてあげる」

『結衣、俺たちはいつでもお前の見方だ』

結衣「ありがとう、皆、零音、行ってきます」

こうして星羅に連れられて結衣は、出掛けた。
残された残された俺たちは、俺の部屋で結衣について残りの話をした。