その顔を見るだけで俺は心が締め付けられ…



思わず涙が溢れそうになるが必死に我慢した。


バシンッ!



そんな俺の肩を強く誰かに叩かれた。


「おはよっ!」


ふと後ろに目をやると



幼稚園の頃からの知り合いで


家も近く、幼馴染にあたる女の子


橘 楓 (たちばな かえで)だった。


「どうしたの理斗?今日早いね(笑)

あっ、達也もおはよっ!」


「何だよ俺は理斗のついでかよ(笑)」


朝からハイテンションな楓は


ショートヘアの元気っ子って見た目で


その見た目通りの明るい陽気な女の子で


俺や達也とは小学生の頃から話す事が多かった。


「理斗は何で今日早いの?」


「たまたま早く来たんだよ。てか、達也もだけど俺が早く来たら悪いのかよ(笑)」



そんなに俺遅くにくるイメージ合ったのかと少しショックだったかな。