《ごめんね……もう疲れちゃった……》

遺書を横に置いて,上履きを脱いだ。

下を見ると……怖い……。

でもこれしかもう……。
これで楽になる………………。

自分に言い聞かせて柵に手をかける……。

今までなんでも努力してきた。
勉強も運動も完璧にやった。
期待に応えようとしたのに……。

……なんで上手くいかないんだろ…………。
来世はもっと…………楽に生きられたらいいな…………。