嬉しくて、悲しくて
迷惑かけた事が申し訳なくて
謝りたかったけど、今
ネガティブな言葉を吐き出せば
私が壊れてしまいそうだったから
わざと私は嫌味を言った。
希「それにしても高そうな車ですね。
この車も社長に買って貰ったんですか?
いいですね、親がお金持ちだと
こんな高級車にも乗れるんですね。
さすが、御曹司!羨ましいです。」
望「まあな。」
希「あ、今度、この車で
動物園連れて行って下さいよ。」
望「分かった。」
私の嫌味も精一杯の強がりも
全部全部、交わされて
どうしよう、会話が続かない。
私が何か話さないと...。
御曹司は何も言ってくれなくなる。
希「部長、動物とか好きですか?」
望「まあまあだな。」



