先輩が用意してくれた袋の中身を
取り出すと唖然とした。
そこにはルームウェアなんて
入ってなくて、下着...それも
ほとんど布なんてなくて...
理解するまでに時間がかかった。
...もしかして...そうゆう事?
岩崎「藍原、着替えたか?」
希「どうゆう事ですか?」
岩崎「そうゆう事だよ。」
希「私を騙したんですか?」
岩崎「そっちがやるって言ったんだろ?
よく話を聞きもしないで
返事する方が悪いと思うけど。」
その冷たい声色は
先輩じゃないみたいだった。
私の知ってる先輩は優しくて
仕事が出来て頼りがいがあって
嘘なんてつかない正直な人だった。
そんな人だったから好きになったのに
あの頃の先輩はもういない。



