響「でも、皮肉だよな。
最後の最後に藍原はあんたの事を...
ずっと一緒にいた俺じゃなくて
あんたの事を選ぶんだから。」
...ひーくん、何を言ってるんだろう。
響「大切なら示してやれよ。
聞いてやれよ、あいつの話。
くだらねぇ話でも大切な話でも
全部あんたが聞いてやれよ。
不安に思ってるならあんたが
その不安を取り除いてやるしかねぇだろ。
あいつが本気で別れたいって
思ってると思ってるのか?
そんな訳ねぇだろ。」
望「分かってるよ!!
お前に言われなくとも分かってる。」
...この声は、御曹司だ。
来てくれたんだ。
響「だったら......」



