響「知らず知らずの内に
誰かを助けてる事ってあると思う。
あの御曹司も、実は藍原に
助けられてっかもな。」
希「そんな事ないよ。
私は何にも出来ない人だから。」
響「いつか、藍原は言ったよな。
あいつと付き合ってから
泣く事が多くなったって。
そうだったかもしれない。
沢山、悩んだかもしれない。
でも、もう別れてから1ヶ月が経つ。
藍原が思い出す
あいつとの思い出は何?」
御曹司との思い出...。
1番初めに思い出すのは
御曹司が告白してくれたあの日の事。
雨の中、私の事を待ち続けてくれた。
次に思い出すのは先輩との事があって
私が倒れた時、御曹司が言ってくれた。
その後に行った動物園。
その次は...



