エスポワール~私と御曹司~


目が覚めると私は
自分のベッドの上にいた。

響「起きたか?」

希「ひーくん。」

響「勝手に部屋上がってごめんな。」

希「私、何で...?」

響「ったく、熱あるのに
出勤する奴があるか。
ほら、これ。食え。」

最近の私は人に迷惑を
かけてばかりだ。

ひーくんの手からお茶碗を受け取ると
お粥が入っていた。

希「美味しい。」

本当にひーくんの料理は何でも美味しい。