エスポワール~私と御曹司~


4人で街へ繰り出した私たちは
行きたい所に沢山行った。
ふと見つけた足湯。

希「ねぇ、御曹司!
足湯行こうよ!」

望「俺、パス。」

希「あっそ。じゃあ1人で行く!」

なーにが、パスよ。
ここ来てからずっとそれじゃん。
そんななら、来なきゃ良かったじゃん!

響「藍原。足湯行くのか?」

希「うん。ひーくんも行く?」

響「うん。」

冷えきった足が一瞬にして
暖かくなって、心まで温かくなった。

響「一緒にいなくていいのか?」

希「え?」

響「あいつと初めての旅行なんだろ?
2人で回らなくていいのか?」