せっかく私が色々と考えたのに。
何でそんな勝手に...
大体、ひーくんの気持ちも
聞かないで決めるなんて
有り得ないよ。
奈緒「私たちも行こっか。」
希「うん。」
部屋は思ったよりも広かった。
これなら、ひーくんと御曹司も
端と端に寝れば......
奈緒「そんなにさ、気遣わなくて
いいんじゃないかな?」
希「え?」
奈緒「希ちゃんが私や居酒屋の彼の事
気にかけてくれてる事は嬉しいよ。
でも、人の事ばっかり気にしてたら
希ちゃんが楽しめないでしょ?
私たちは大人だから、大丈夫。
希ちゃんが気にする事は何もないよ。」
希「...奈緒ちん。ありがとう。」
奈緒「さ!2人も誘って
観光でも行こうか。」
希「うん!!」



