エスポワール~私と御曹司~


希「あの、奈緒ちん。
とりあえず、ひーくんの事
離してあげて。」

奈緒「あ、ごめん。ごめん。
こっちの席座っていい?」

響「どうぞ。」

ひーくんは奈緒ちんの目の前に
ビールを置くと私の事を手招きした。

響「誰?」

希「前に私が彼女と勘違いしてた
御曹司のお姉さん。」

響「なんつーか、強烈だな。」

ひーくんは奈緒ちんの
強引さに少しだけ引いていた。

奈緒「希ちゃーん!」

テーブル席のお客さんの
注文を取り戻ると奈緒ちんは
ひーくんに絡んでいた。

奈緒ちんの頼んだ料理を
カウンター席に置くと
常連さんがやってきた。