エスポワール~私と御曹司~


奈緒「料理、焦がしちゃったんでしょ?
何か頼もうか?ワイン買ってきたんだ。
先に飲んじゃおうよ。」

希「え?」

何か...何てゆーか、お姉さんも
やっぱり御曹司みたいな人だった。
強引ってゆうか勝手ってゆうか
私の返事を聞くより前に
お店に電話しちゃう所とか
そっくりだなって思った。

見られたくなかったな。
料理も出来ないダメ彼女とか
思われちゃったかな?

奈緒「料理の出来る女が
モテるなんて一昔前の話だから
いいんだよ、料理なんて
出来なくてもさ。」

やっぱり御曹司にそっくり。
私の思ってる事、分かっちゃうんだ。

希「沢山、練習したんです。
だから、完璧だったはずなのに
考え事してたら焦がしちゃって...」

奈緒「考え事?」

希「あ!いや、何でもないです...!」