希「え!嘘?」

響「知らなかったのかよ?」

希「うん。」

え、どうしよう?
ずっと分かってたつもりだったけど
御曹司がお金持ちって事くらい
知ってるつもりだったけど
今更だけど、私。
とんでもない人の事
好きになっちゃったんじゃない?

希「どうしよう。ひーくん。」

響「どうしようって何が?」

希「私、身の程知らずだったかも。」

響「でも、一応
彼氏なんだろ?」

希「...そうだけど...。」

響「俺にはその(仮)ってのは
分かんないけど、向こうが
良くて藍原もそれで
良いのならいいんじゃない?」