常連「響しかいない時は
女の客ばっかでな
こっちは随分と肩身の狭い思いをしたよ。」
そっか。ひーくんってモテるんだ。
私は今一度、ひーくんの顔を見直す。
言われてみればひーくんって
綺麗な顔立ちしてるもんなぁ。
そりゃあ、モテるか。
響「何だよ、人の顔じっと見て。」
希「ひーくんってイケメンだよね。」
響「は?」
希「いや、今までさ
ひーくんの顔ってちゃんと
見た事なかったけど
よく見るとイケメンだよね。
女のお客さんが増えるのも分かる。」
響「馬鹿な事言ってないで
手動かせ。」
希「手動かせって今、私
やる事ないんだけど。
あー、もしかしてひーくん。
照れてるんだー!」
響「うるせぇよ!...ったく。
じじいもつまらねぇ事ばっか
言ってんじゃねぇよ。」
常連「はは。まだまだお前も
ケツの青いガキだな。」
響「おい、じじい。殺すぞ!」



