でも、悠斗から発せられた言葉は、予想外の言葉だった。


「うん。」


……え?


悠斗、今うん。って言った……?


私の、私のこと嫌いなの?っていう質問に、うん。って答えた……?


悠斗は、私のこと嫌いだったの……?


だから私のこと避けてたの……?


ズキンズキン、と胸が痛む。


「そっ、そっかっ。あ、悠斗もう戻っていいよっ!皆待ってるはずだから!」


泣きそうになるのを何とか堪えて、そう言った。


「分かった。」


悠斗はそう言って、保健室から出て行った。