「え、じゃあ、、
高崎駅んとこに弾きに行くの?」

「まぁ…そういう事になるかな」

「すごー!」

…それ言っときゃ良いと思ってんな

「でも、会っちゃったりしない?
中学ん時の友達とか
高崎の方の高校行ってる子とか
いるでしょ?」

「まぁ…そうだよね」

「なにそれぇ、どこに対しての
『そうだよね』?
なんとなくで返事しないのー!」

さっきの『すごー!』も
大して変わんなくない??

「あーでも、そうかー。
これが初めてなんだもんねぇ。」

どこに対しての『そうかー』
ですかぁー?

「でもさ、高崎よりも東京とか行っちゃった方がハードル低くない?
逆に、」
「だってそういう人いっぱいいそうじゃん?」

逆接多いな
まぁでも確かにそうかも

「こんな時間から行っても
行って帰ってくるみたいになっちゃうんじゃないかな」

「あーそっか。東京ってそんなかかるんだっけ?」

「うーん、こっからだと2時間弱ぐらいかな」

「へー!そんななんだ!
もっと早いかと思ってた」


「お!着いたよ!」
「いこ!高崎でいいんだもんね?」

「う、、うん」

すごく今更だけど、ほんとに
知り合いに会っちゃったらどうしよう
って思いだしてしまった
こんなすぐ会っちゃってるし…
結構な確率なのかもしれない

そう思うと急に胃が痛くなってきた