きみと1番目の恋


翼「皆が迷惑してる。
あんた達の怒鳴り声にイライラして
貧乏ゆすりが止まらない人。
あなた達の大きな声に驚いて
泣き出す赤ちゃん。
さっきまで賑やかだったこの店が
あなた達のせいでこんなにもシンと
静まり返っちゃってるんだよ?」

本当に何やってるんだろう、私。

やるせない気持を誤魔化すために
大声を張り上げるなんて
目の前にいるこの人と大して変わらない。

でも、もう遅い。そんな後悔、今更。

始めてしまったものを終わらせるのは
始めるよりも難しい。
終わらせる事の方が、きっと
世の中、難しい。

翼「あなた達はあなた達の
好きなように生きればいいと思う。
でも、人に迷惑をかけたり
一生懸命頑張ってる人を罵倒するのはダメ。
人に迷惑をかけちゃいけませんって
学校の先生に習わなかった?
そんな事も分からないのなら
小学生からやり直しだね。」