きみと1番目の恋


もうないと思っていた。
この会社に私の居場所なんて。

だけど、時の流れは人に優しくて
皆が私を歓迎してくれた。

ラフェスタ化粧品での仕事は
やっぱりすごく楽しくて...
初日から張り切りすぎて
気付けば随分と遅くまで仕事をしていた。

町田「若宮さん...じゃないですね。
日向さん、もう帰りますか?」

翼「そうだね。
もうそろそろ帰ろうかな。」

町田「良かったら飲みに行きません?」

翼「ごめん、今日は帰るね。
また近々、菜穂ちゃんと
3人で飲みに行こう。」

町田「そうですね。
下まで送ります。」

翼「うん、ありがとう。」

会社の前で町田くんと分かれ
歩いて家へと向かった。

家までの途中にある郁人くんのお店。

何だか今日は少しだけ話したくて
郁人くんと一緒に飲みたくて
閉店ギリギリのお店の扉を開けた。