きみと1番目の恋


郁人「じゃあ、来年はあるでしょ。」

翼「もちろん来年はあるよ。
嫌でも、歳はとるし
1年なんてあっという間。
来年は来るけど、でも...
郁人くんとの来年があるか
どうかは分からないよね。」

今の私は曇り空のような人生だから
ものすごく不安になる。

郁人「あるでしょ。」

翼「あるの?」

郁人「あるよ!来年も再来年も
その先もずっと、あるから。
少なくとも俺はそう思ってるよ。」

本当に恐ろしいほどに完璧な人だ。

郁人「だからさ、毎年祝ってもいい?
いくつになっても翼さんに
おめでとうって俺は言いたいな。」

どんよりとした曇り空を
一気に晴れされる太陽みたいな彼は
眩しさに目を眩ませている隙に
すぐそばまでやってくる。

いつの間にか私の隣に彼はいる。