きみと1番目の恋


2件の面接を受け
郁人くんに呼び出された私は
BARへと向かった。

ーカランコロン

私が扉を開けると
パンパンっと小さな破裂音が聞こえる。

笑顔の郁人くんがクラッカーを手に
私を迎え入れてくれた。

嬉しいと思う気持ちよりも先に
惨めな気持ちに押し潰された。

無職のアラサーを祝う
未来ある若者の笑顔が
私の心にトゲを刺した。

八つ当たりだと分かっていても
言葉が自然と溢れ出した。