きみと1番目の恋


だから、諦めよう。
そう思えた。いつもの私なら...
郁人くんと出会うまでの
私なら何だって諦められた。でも...

ああ、もう本当に。
子供みたいで嫌になる。

欲しいオモチャは手に入れたい。
そう思っていた子供の頃の自分みたいだ。

大人になって諦める事を覚えたのに...
そんな感情は...初めてだった。
どうしても手に入れたいと
思ってしまったのは...初めてだった。

どうしても彼の事だけは諦められない。
心の底から郁人くんの事が好きなんだ。

翼「...だって...!
...もう...どうしていいのか
分かんないんだもん。」

郁人「ふっ。何か翼さん。
子供みたい。」