きみと1番目の恋


武彦に強く背中を押されたせいか
自然と足が前に進んだ。

自動ドアが開くと
郁人くんと視線が重なった。

その時間が数秒間だったのか
数分間だったのかは分からないけど
目を逸らさずに今日も雲一つない
青空のような笑顔を浮かべた
郁人くんは正反対な言葉を言った。

郁人「何で俺の事、避けるの?」

その質問の答えが見つからなくて俯いた。

これ以上待っていても
返事を聞けないと思ったのか
郁人くんは強引に私の腕を掴む。