何にも答えられない代わりに涙が出た。
今まで、私の周りには
そんな事を言ってくれる人はいなかった。
頑張れ!翼なら出来る!
翼はすごい人間なんだから!
そんな風にしか言われた事がなかった。
期待されてる。信頼されてる。
すごく嬉しい事だけど
たまに、すごく...キツくて。
その期待がどうしようもなく
息苦しくて仕方がなかったんだ。
郁人「前にさ、翼さん言ってたよね?
いつも自分は2番手だったって。
でも、今だってそうだよね?
気付いてるよね?その事に。
今の恋人が初めて自分の事を
選んでくれたって言ってたけど
本当は違うって分かってるよね?」



