翼「武彦の奥さん。
妊娠したんだって。もう7ヶ月。
何かさ、笑いさえ起きないよ。
そりゃあ、私が1番になれる。
なんて、奇跡みたいな事
起きるとは思ってなかった。
いつもちゃんと諦めてた。
...つもりだったけど...
さすがに...辛いよ。」
郁人「そっか。」
弱音も本音も入り混じった。
本当の私だった。
大人ぶってみても、いくら歳をとっても
寂しいという感情だけは成長しない。
4年間、不倫を続けて...
ずっと2番手の人生を
歩み続けて...人よりは
孤独にも辛さにも寂しさにも
強いはずなのに、彼といると
そうではない私が顔を出す。



