きみと1番目の恋


衝撃的だったけれど
目の前は真っ暗になったけれど
悲しいとは、寂しいとは
不思議と思わなかった。

奥の部屋からこのみちゃんの
泣き声が聞こえる。

残りのビールを飲み干した私は
席を立ち、スマホを返す。

翼「私、帰るね。」

広菜「翼。このみ寝かせたら
戻ってくるから、ここにいなよ。」

翼「私の事はいいの。
このみちゃんと一緒に寝てあげて。
おやすみ。」

最後まで広菜は腑に落ちない
表情をしていたけれど
一方的に私は家を出た。