広菜「ごめん、翼。」 翼「広菜が謝る必要ないよ。 むしろ、教えてくれてありがとう。」 広菜「いいよ。泣きな。 それで、その人とは別れな。」 一言で済む関係なら どんなに楽だっただろう。 私の事を裏切ったから別れる。 そう言えたなら、もっとずっと前に 不倫なんて辞めている。 郁人くんと初めて話した日に 言われた言葉を思い出す。 『翼さんってそうゆう所 潔癖そうなのに。』 彼の言う通り。本来の私なら 受け入れなかっただろう。