きみと1番目の恋


インターホンは押さない。
それが広菜と私のルール。

扉をノックすると私を出迎えた
広菜はあがってと言った。

ダイニングテーブルに座ると
冷蔵庫から2つビールを取り出す。

広菜「さすがにシラフじゃ話せない。」

滅多にお酒を飲まない広菜が
そう言うのだから、相当
話しづらい話なのだろう。

言われるがままビールを
何口か飲む私とは違い
広菜はほとんど一気に
ビールを飲んだ。

ふぅとため息に似た息を吐き出すと
真剣な表情で私に尋ねる。