仕事を終え、行き慣れた 古本屋へと急ぐともう既に そこには彼がいた。 武彦「お疲れ。」 爽やかな笑顔を向けるのが 今の私の彼氏。佐々島 武彦。 30歳半ばにして常務になった彼は 社内でも一目置かれる存在だ。 古本屋を出た武彦は 1軒のBARへと入る。 私の住むマンションから ほど近い、でも、私1人では 到底入れないようなBARへと。 ーカランコロン マスター「いらっしゃいませ。」 店内には20代前半のカップルしか いなかった。