張り出されたスケジュールや案内図を見ると、バザー以外にもあちこちで様々なプログラムが組まれているようだった。
「筝曲部の演奏があるみたいだね。行ってみる?」
「はい」
図書館と併設されている建物の一角は、茶室など畳の部屋がいくつか並ぶ和風な造りになっていた。普段そこは茶道や華道などの伝統芸能部が使用している。筝曲部の演奏場所はそのひと部屋だ。
今、洸と飛香がいる場所からは離れていて、外の渡り廊下を伝って少し歩くことになる。
「笠は日除けになるけど布は上げよう、暑いでしょ」
そう言って洸は自身の目元を隠していたマスクを取り、飛香の顔を隠している布を市女笠から外しはじめた。
「え、もう顔が見えてもいいんですか?」
「筝曲部の演奏があるみたいだね。行ってみる?」
「はい」
図書館と併設されている建物の一角は、茶室など畳の部屋がいくつか並ぶ和風な造りになっていた。普段そこは茶道や華道などの伝統芸能部が使用している。筝曲部の演奏場所はそのひと部屋だ。
今、洸と飛香がいる場所からは離れていて、外の渡り廊下を伝って少し歩くことになる。
「笠は日除けになるけど布は上げよう、暑いでしょ」
そう言って洸は自身の目元を隠していたマスクを取り、飛香の顔を隠している布を市女笠から外しはじめた。
「え、もう顔が見えてもいいんですか?」



