西園寺家ほどずば抜けている裕福な家ではないが、藤原家も華道の家元を務めるだけの資産はある。
物欲の少ない兄の碧斗もワインは好きで、自ら選んで買っていた。
ワインのことなど全くわからない飛香だが、高いものだと百万を超えると兄から聞いたことがある。
――それなら。
西園寺洸としての外聞もあるだろう。
連れの女性に何も買わないというわけにはいかないのかもしれないと、わからないながらも考えた。
自分の口座から貯金を下ろして兄に渡してもいい。とにかく兄に、彼へのワインの土産をはずむように言えばいい。
考えたあげく、飛香は心置きなく欲しい物を選ぶことにした。
自然と足が止まったのはショーケースに並ぶアクセサリーのコーナー。
「洸さん、私、普段使いができるネックレスがほしいです。一緒に選んでもらえますか?」
「はい、了解」
物欲の少ない兄の碧斗もワインは好きで、自ら選んで買っていた。
ワインのことなど全くわからない飛香だが、高いものだと百万を超えると兄から聞いたことがある。
――それなら。
西園寺洸としての外聞もあるだろう。
連れの女性に何も買わないというわけにはいかないのかもしれないと、わからないながらも考えた。
自分の口座から貯金を下ろして兄に渡してもいい。とにかく兄に、彼へのワインの土産をはずむように言えばいい。
考えたあげく、飛香は心置きなく欲しい物を選ぶことにした。
自然と足が止まったのはショーケースに並ぶアクセサリーのコーナー。
「洸さん、私、普段使いができるネックレスがほしいです。一緒に選んでもらえますか?」
「はい、了解」



