ふと、飛香の肩に洸の手が伸びてきた。
友人たちとのじゃれ合いは済んだのだろう。洸は飛香を振り返った。
今日も保護者としての強い自覚を忘れてはいない彼は、何より彼女が精神的に疲れてしまうことを恐れている。
布が隠しているので表情まではわからないが、親しくもない人の輪の中にいるのは疲れるに違いないと思っていた。
「飛香、バザーでも見に行こうか」
「あ、はい」
肩に置いた手をそのまま伸ばし、袖で軽く飛香を包み込むようにして洸はその場から離れた。
友人たちに対して、『じゃあね』のひと言もなしに。
友人たちとのじゃれ合いは済んだのだろう。洸は飛香を振り返った。
今日も保護者としての強い自覚を忘れてはいない彼は、何より彼女が精神的に疲れてしまうことを恐れている。
布が隠しているので表情まではわからないが、親しくもない人の輪の中にいるのは疲れるに違いないと思っていた。
「飛香、バザーでも見に行こうか」
「あ、はい」
肩に置いた手をそのまま伸ばし、袖で軽く飛香を包み込むようにして洸はその場から離れた。
友人たちに対して、『じゃあね』のひと言もなしに。



