朝目覚めた俺はものすごく
清々しい気分だった。
昨日スズに気持ちを伝えた事によって
変わったのは俺の方だった。
苦痛だった早起きでさえも
今は楽しいと思える。
初恋を引きずったままの男の末路は
真っ暗なものだろうと諦めていたが
あながちそうでもないらしい。
1つの引き出しを開ける事によって
あの頃のままの気持ちが蘇った。
俺の初恋はまだ失恋に終わっていない。
母「あら、李人。今日は早いのね。」
李人「ああ、まあ。」
お袋と短い言葉を交わし
トースターにパンを入れ歯を磨く。
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