涼美「リト、私...
ケンちゃんと別れた。」
李人「うん。」
涼美「私からサヨナラ言った。
女の人とキスしてる所
見ちゃったから自分から
別れようって言った。
だから、振られてないよ。」
李人「そっか。よく頑張った。」
俺は箱の中からブレスレットを
取り出すと、傘を持つ
スズの腕につける。
そのブレスレットを眺めながら
スズは言った。
涼美「..私の、愛はね。
一方通行なの。」
李人「一方通行?」
涼美「好き。好き。好き。
大好き。大好き。大好き。
それしかないの。
だから、皆、逃げる。
抱え切れなくて逃げる。
知ってるよ。でも、好きなの。」
李人「うん。」



