努力の甲斐あって今日、辞令が下された。
晴れて俺は営業課長になった。

着実に出世街道を歩み始めた。

すぐさまスズにメッセージを
送ってみたものの1時間経っても
2時間経っても、既読にはならなかった。

忙しいのかもしれない。
そう思い、食堂へ向かうと
多田さんと宮内さんが
仲良さげにトレーを持ちながら
俺の元へとやってきた。

翔吾「木山さん、お久しぶりです。
ここいいですか?」

李人「ああ、どうぞ。」